機能的なお散歩バッグにこだわろう！

お散歩バッグは通常のファッションバッグのようなおしゃれなデザインでありながらも、ペットのお散歩に最適な設計が随所に施されています。
お散歩バッグの大きな特徴としては、まず「収納の豊富さ」が挙げられるでしょう。

ペットのお散歩には様々な小物が必要になるため、バッグの内容量には余裕を持っておきたいところです。
加えて「ペットのお世話に必要なアイテム」と「外出に際していつも持ち歩いている荷物」をまとめるには、バッグに適度な仕切りやポケットが必要になります。
お散歩バッグはこういった飼い主のニーズを踏まえた「かゆいところに手が届くアイテム」なのです。

お散歩バッグは飼い主の利便性アップだけではなく、マナー意識の向上にも効果が期待されています。
ペットのおしっこやフンの始末は飼い主にとって必要最低限のマナーですが、そのために色々な道具を持ち歩く事を億劫に感じてしまう人も少なくありません。
しかしお散歩バッグがあれば多くのアイテムを快適に持ち運べるため、ペットのおしっこやフンを後片付けをしない飼い主が減少するのです。
荷物の持ち運びに感じていたストレスが軽減される他、おしゃれなバッグで出かけられるので毎日のお散歩が楽しみになるでしょう。

マナー袋
ペットのフンを回収するためのマナー袋は、お散歩の必需品と言っても過言ではありません。コンビニやスーパーのビニール袋でも代用可能ですが、ペット用のマナー袋は消臭効果が付いたものも多いので臭いが気になる人は市販品を用意しましょう。

ティッシュ・トイレットペーパー
フンをした後のお尻を拭いてあげるためには、ティッシュペーパーやトイレットペーパーが必要になります。ペットのフンを拾う際にも重宝するので気持ち多めに持ち歩いておきましょう。なお、トイレットペーパーであれば帰宅してすぐ水に流す事が出来ます。

水
水はペットのおしっこや拭き取り切れなかったフンを洗い流すために使います。ペットボトルに水道水を入れて持ち歩くのが一般的と言えるでしょう。市販品にはプッシュタイプのシャワーボトルもあるので、利便性を高めたい場合に有効です。

ペットシーツ
散歩中、ペットが水をかけられない場所でおしっこをしようとするケースも珍しくはありません。こういった場合に備えてペットシーツをお散歩バッグに忍ばせておくのもおすすめです。ペットが催した際とっさに取り出せるように、お散歩バッグの外ポケットなどに入れておくのが良いでしょう。

ライト
夕方から夜間にかけてのお散歩が多いのであれば、LEDライトをお散歩バッグに常備しておくようにしましょう。飼い主が手に持ったり首からかけたりするタイプの他にも、ペットの首輪に付けられるタイプも市販されています。夜道が見やすくなるのはもちろんの事、他の歩行者や自転車・自動車から視認してもらいやすくなるので事故防止効果が期待出来るのです。

飲み水・おやつ
排泄物処理用とは別に、ペットの飲み水を用意している人も多いです。特に短頭種・肥満体型などの場合は夏場に限らず呼吸が激しくなりがちなので、お散歩に飲み水があると安心出来ます。ペットボトルや人間用の水筒ではペットは飲む事が出来ないので、受け皿がセットになっている専用製品を購入しておきましょう。それなりに容量を確保出来るものであれば、飲料用と水洗用を兼ねる事も出来ます。躾のご褒美用としてペット用おやつを持ち歩いているという人も多いです。

リードの予備
普段使っているリードは日々消耗しているため、思わぬタイミングで切れてしまう可能性があります。万が一に備えて予備のリードを常備しておくと安心です。また、予備でなくてもお散歩中に大きめの公園でペットを遊ばせてあげる場合には、付け替え用のロングリードをバッグに忍ばせておくと良いでしょう。

雨具
夕立やゲリラ豪雨の多い梅雨シーズンや夏場は、レインコートあるいは折りたたみ傘をお散歩バッグに入れておくと安心でしょう。ペット用のレインコートは比較的着脱が容易なマジックテープタイプのものがおすすめです。

一口にお散歩バッグと言っても、実は様々形状が展開されているため自分にとって使い勝手の良いものを選ぶ事が大切です。
お散歩バッグの種類としてポピュラーなものには以下のようなタイプが挙げられます。

手提げタイプ
片手に持って歩くタイプの手提げバッグは、大人しい性格のペットや小型種に適しています。コンパクトなサイズ感なので、いつものお散歩に持っていく荷物を最低限に抑えたい人におすすめです。比較的キュートなデザインの製品が多いので、存分におしゃれを楽しみながらお散歩出来ます。

トートバッグ
十分な内容量とカジュアルさを両立させたトートバッグも根強い人気があります。上部を開けっ放しにするタイプの他にもマジックテープ式・ボタン式・ファスナー式など多様な種類が展開されているので、自身が使いやすいものを選んでみてください。

ショルダーバッグ
お散歩中は両手を空けたいおきたいけれどトートバッグでは容量を持て余す、そんな場合はショルダーバッグタイプのものを選んでみましょう。使い勝手やデザインなど全体的にバランスが取れているので、初めてのお散歩バッグ選びに悩んでいる人にもおすすめです。

ウエストポーチ
運動量が多くお散歩中に走る事が多いようであれば、身体にフィットするウエストポーチが使いやすいです。スポーティなデザインが多く男性女性を問わず幅広い層に人気があります。比較的コンパクトなので、夏場など荷物が増えそうなシーズンは収納の仕方を工夫してみてください。

エプロンタイプ
ウエストポーチに似ているスタイルにエプロンタイプのお散歩バッグがあります。バックルやベルトで腰に装着する点ではウエストポーチと同様ですが、エプロンタイプは膝上あたりまで生地が伸びているので収納力が高いです。その分多少なりとも足を動かしにくくなるので、ペットの種類やお散歩スタイルと相談してみてください。

リュックサック
お散歩の時間が長い・遠くまで出かける事が多いといった場合には、収納力のあるリュックサックが良いでしょう。リュックタイプになると一般用途のものと収納スペースやポケットの数がさほど変わらないので、使わなくなったリュックをペットのお散歩用に回しているという人も多いです。両手を空けたままたくさんの荷物を持ち歩ける一方で、荷物の取り出しにやや時間がかかったり背面からの盗難が気になったりと一長一短と言えます。外ポケットを有効活用する、防犯対策グッズを併用するなどして上手に使いこなしましょう。

豊富な収納が魅力的なお散歩バッグですが、製品によって様々な便利機能が備わっているのでそうした付加価値で選ぶのも1つの手段と言えます。お散歩バッグには以下のような機能が備わった製品が多いです。

防臭・抗菌
ペットのお散歩では汗・唾液を拭き取ったタオルや持ち帰る排泄物など、臭いやばい菌が気になるものも少なくありません。そのため、お散歩バッグには随所に防臭・抗菌加工を施してある製品が多いです。特にフンを収納しておくマナーポーチ部分は念入りに加工が施されています。マナーポーチだけ単体で販売されている場合もあるので、必要に応じて柔軟に組み合わせてみてください。なお、基本的には洗濯機使用不可の製品が多いので手洗い可能な素材のものを選ぶと清潔感を保ちやすいです。

撥水効果
お散歩バッグにはPVCやポリウレタンなど、撥水性に優れた素材が採用されています。雨の日のお散歩はもちろんの事、公園や川沿いなど水辺の多いエリアでも安心です。製品によってはさらに汚れ防止・防油加工などが施されているものもあるので、長くキレイに使っていくためには重要な選考ポイントになるでしょう。丈夫なお散歩バッグはメンテナンスもしやすいのでおすすめです。

マルチWay
様々なスタイルで展開されているお散歩バッグですが、ベルトの付け替えで2通り・3通りのスタイルに対応可能な製品も珍しくありません。例えば「トートバッグ・ショルダーバッグ」「ハンドバッグ・ショルダーバッグ」などは定番の2Wayスタイルです。お散歩コースによって荷物の量を調整する場合や、家族でお散歩当番を回している場合に重宝する仕様と言えます。

カラビナ・フック付き
細かいポイントで言えば、カラビナやフックが付属しているお散歩バッグも人気が高いです。両手が空くタイプのお散歩バッグでも、排泄物の処理や荷物の取り出し時にはペットのリードを掴んだまま作業する事になります。タイミング悪くペットが動き出すと不意に飼い主が引っ張られて転倒したり、リードが手から離れてしまったりする可能性があるでしょう。そんな時、お散歩バッグのカラビナやフックにリードを係留させておけば安心して作業に集中出来るのです。

ペットブームの広がりと共にお散歩バッグの需要・重要性も高まりを見せています。
飼い主としてのマナーを守りながら快適にペットとのお散歩を楽しむために、お散歩バッグが果たしている役割は大きいのです。
持ち運びのスタイルやデザインの組み合わせで様々な製品が展開されているので、自身の使い勝手やペットの種類にマッチしたものを選びましょう。